元宵節とバレンタインが同じ日に家族と過ごす人はわずか2割
date:2014.02.14
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- by「Insight China」 (インサイトチャイナ)
- on 2014/2/13
今年の2月14日のバレンタインはちょうど旧暦の元宵節にあたる。前回、同じように元宵節とバレンタインが重なったのは19年前の1995年だ。めでたい日が重なっているが、逆に多くの人を悩ませている。この日はどのように過ごすべきなのか?バラの花を持って恋人に会いに行くべきか、それとも家で両親と一緒に元宵(湯円とも。モチ米粉を練ってつくっただんご。餡が入った物が多い)を食べるべきか?広州日報が伝えた。
難題:家族と過ごすか、恋人と過ごすか
26歳になる雪さんは昨日、微博(ウェイボー)で自分の悩みを告白した。彼女もボーイフレンドも広州出身で、これまでバレンタインは毎年レストランに食事に出かけたが、今年はバレンタインと元宵節が重なったため、彼女を悩ませている。「彼を家に招いて過ごしたら彼の家族がよく思わないだろうし、私が家族と一緒にいないのも両親に悪い。結局、まず家族と食事を済ませてから彼とデートに出かけ、灯篭でも見に行くことになった」。
春節(旧正月。今年は1月31日)前にボーイフレンドができたばかりの馬さんは、自分の家族は大らかで、元宵節は必ず家で過ごせとは言わないと語る。両親は、春節に家族で1週間一緒に過ごしたから、今年のバレンタインは自分の好きなように過ごしていいと言っているという。
もっともボーイフレンドの気持ちを思いやって、家に帰って家族と過ごすように勧める女性もいる。あるインターネット利用者は微博で自分の彼女の思いやりについて次のように語っている。「ガールフレンドは『私たちはこれから一緒に長い時間を過ごすことができるのだから、あなたはご両親と過ごしてあげて』と言ってくれた」。この2人は2月13日に1日早くバレンタインを過ごしたという。
ガールフレンド対母親の対決 ガールフレンドが勝利
家族と過ごすが重要か、それとも恋人と過ごす方だろうか。インターネット調査の結果は、多くの母親をがっかりさせるかもしれない。オンライン調査によると、4割以上が元宵節は恋人と過ごすと回答している。
騰訊網が11日に行ったネット利用者4000人を対象とした調査によると、43.7%が元宵節は恋人と過ごすと回答し、25.3%が両親と一緒に過ごすと回答している。ガールフレンドと母親との対決は、ガールフレンドの勝利と言うことができるようだ。この特別な日に恋人を重視する人の方が多いことがわかる。ネット利用者はこの調査結果について、「男性は結婚したら母親の事はおろそかになるものだ」とコメントしている。
また恋人と過ごすと答えたネット利用者のうち、34%が恋人とディナーに行くと答え、家族と過ごすと答えた人のうち46.4%が家族で食事をすると答えている。
専門家:恋人の関係がよければ、両親と過ごすことに反対しない
広東省社会科学院社会学・人口学研究所の鄭梓楨所長は、「甘い悩み」は若いカップルがきちんと話し合えば解決できると語る。もし双方が長い間交際しており、時機が熟したなら、元宵節に恋人をつれて父母を訪ねることも双方をがっかりさせない選択肢であり、問題を回避することができる。
当然、双方の気持ちが固いなら、男性が両親と一緒に過ごすのも悪くない選択だ。若いカップルはこれから長く一緒にいる時間があるが、子どもが両親と一緒に過ごすことができる時間は実際には長くない。両親が年をとるのにつれ、子どもが両親と一緒に元宵節を過ごすチャンスも少なくなっていく。そのため、愛情の心が適度に親子の情に譲ることも、理解できる。
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